令和５年度　紅葉山日誌

　3月13日、個性豊かな卒業生を表現したかのような雰囲気のなか、小学部中学部合同の卒業証書授与式が挙行されました。７人の卒業生はこれまで積み重ねた学びとそれぞれの個性を目一杯発揮してくれました。卒業生の保護者でもあるPTA会長様のお祝辞に一同、思いをはせながら聞き入りました。今年も石狩紅葉山校舎の持ち味「小さくともあったかい卒業式」を全校児童生徒と御臨席いただいた皆様と共感することができました。

　12月4日（月）にALTのゾンディ先生が来校し、全校で交流をしました。午前中の紅葉山集会では、児童生徒と一緒に新幹線ゲームで直接触れ合う機会がありました。お昼からは中学部の生徒と一緒に給食を食べたり、休み時間も一緒に遊んだりしていただきました。授業では、ゾンディ先生の祖国である南アフリカの話を真剣に聞いたり、英語の絵本の読み聞かせや英語の歌に合わせた身体表現を一緒に楽しんだりしました。中でも、名前を呼ばれて“Here”と一人ずつ返事をするなどして、直接交流する場面が印象に残ったようです。

年に一度英語に触れる機会ですが、とても貴重な学習となっています。

　紅葉山中学部の作業学習では、地域の人たちの冬の安全な歩行に役立ててもらいたいと、凍結路面での歩道にまく転倒防止用の砂入りペットボトル「コロバーズ」を製作しました。ここ数年、地域社会への貢献活動（ボランティア的受託作業）として、札幌市北区土木センターの協力のもと、あいの里の交差点に備えられるものです。冬の歩道に設置されて地域の人の役に立つことを想像しながら、砂入れやシール貼りなどの作業活動に取り組んでいました。

　11月18日（土）に学習発表会が行われました。小学部低ブロックの「おおきなかぶ～紅葉山バージョン」では、みんなで力を合わせておおきなかぶを抜くことができ、喜びの気持ちを、音楽に合わせてボディーパーカッションで披露しました。小学部高ブロックの「魔法の薬を探せ！」では、王様を助けるべく、運動や音楽などの様々な難題に挑戦。見事、王様に薬を届け、助けることができました。中学部の「輝け！Mコンフィールド！」では、フィールドの建設から試合、こけら落としの合奏を、作業学習や体育、音楽で学習してきたことで披露しました。

　小学部高学年ブロックでは、音楽、体育、遊びの指導などの学習を４・５・６年生合同で行っています。よく見て、よく聞いて行動したり、がんばりポイントを意識したり、友達と協力して準備や片付けをしたりしながら学習に取り組んでいます。少人数のブロックではありますが、パワフルに毎日を過ごしています！